SIVGA製 Que[鵲(カササギ)]ですが01Diverse株式会社という会社が展開しているSIVGAというイヤホンブランドです。SIVGAブランドの他にも多数のイヤホンブランド(TANGZUやMELODIC ARTIFICATION)を展開しているようで今回はSIGVAブランドで販売されているQue[鵲]の正直レビューを行っていきます。

まずは外装、前面には重厚感のある黒のパッケージに光沢のあるゴールドとプリズムに加工されたQueと鵲の文字、そして羽ばたいているカササギが印象的な外装になっており、側面は彩りを飾らないシックでシンプルな作りになっています。底面には商品概要の記載がュ動く後で刻印されています。


重厚感のあるパッケージを開くとまずは「SIGVA」と刻印されたメープル材を使用したイヤホン本体と、高純度無酸素銅銀メッキケーブルが使用されたケーブルがそれぞれ姿を表します。



イヤホンとケーブルにはそれぞれ着脱部に「L」と「R」が表記されているのでわかりやすく着脱が出来るのはユーザーに優しい設計になっているなと感じました。


続いて付属品にはイヤホンを収納が可能な革製のポーチが付属しています。


収納ポーチの中身にはイヤーピースが付属されており、耳の大きさに適したサイズでのイヤーピースの交換が可能となっています。
きめ細かな高音域、滑らかな中音域、深く響く低音域で、臨場感あふれるリスニング体験を求めるオーディオファンに最適です。
※Amazon販売ページより引用
それぞれ高音域・中音域・低音域全ての音域を幅広くカバーしているとのことで、今回は様々なジャンルを聴き音域について感じた所感を触れていきましょう。



Queの全体を確認した所で、イヤホンを実力を図っていきますがあくまで私がこれまで試してきたイヤホンの中での、個人的な主観が多く含まれますのでご留意ください。
まずは全体的な中音域と中心にジャンルはアニソンでサカナクションより「怪獣」を複数回試し聴き。
ボーカルは非常にクリアで聞き取りやすくピアノ部分についても1音1音が非常に聞き取りやすいと感じました。
女性コーラスの部分についても上記の通り聞き取りやすく没入感を感じる一方、男性コーラスのパートについては少し音が軽い印象を覚えました。
さらに音域を深堀りを行いため、ジャンルを変え高音域を取り上げていきます。
先述したようにピアノの音が打ち込みの音源でも1音1音が聞き取りやすいと感じた所で、ジャンルをオーケラストラルロックに変更し女性ボーカルかつオーケストラ調である植松伸夫氏より「Dragonsoul」を同じように複数回試し聴きしていきます。
高音域については本当に聞き入ってしまう程レベルが高く、この地点で1万円代で購入出来るイヤホンのレベルを超えていると感じてしまいました。
ピアノをはじめ、弦楽器と金管楽器の音の再現がオーケストラを眼前に聴いているかのような印象を感じました。
ここまで中音域・高音域について取り上げましたが、最後に低音域の部分についてもレビューを行っていきます。
ジャンルをロックに変え、フォール・アウト・ボーイより「Thnks fr th Mmrs」を試し聴きしていきます。
ストリングスや男性ボーカルの力強い歌唱力を感じる一方で、やはりドラムやベースの低音域の部分においては
高音域で感じた感動と比べると少し弱いと感じました。
力強さのあるボーカルについては前面的に押し出している一方で低音域についてはエントリーモデルとしては充分な実力を発揮しているとは思いますが、バックグラウンドまで聞き入る没入感は体験しづらかったです。
SIVGA製 Que[鵲]の感想・正直レビュー
全体的なQueを試し聴きし上記で取り上げた楽曲以外にも様々なジャンルで視聴しました。
まず大前提としておいておきたいのは「まず1万円代前半で聞ける音ではない」事です。
そのうえで、高音域については3万円代のミドルモデルのイヤホンや5~10万円代を超えるハイモデルのイヤホンに引けを取らないレベルの音のクオリティです。
さらに中音域についても主に男性・女性を問わず、ボーカルの聞き取りやすさやイントロの奥深さについてもミドルモデル顔負けのクオリティで没入感を感じさせられました。
最後に低音域についてですが、先述の通り、「1万円代前半のエントリーレベル」のイヤホンとしては充分だと感じています。音源そのものはきちんと音は聞き取れますが、ドンシャリ感の弱さは否めないというのが筆者の正直レビューです。
総評として、大変良い意味で「1万円前半で出していい音じゃない」です。
コスパの面においてこのレベルのイヤホンは非常に数少ない商品だと思います。
実はこちらの商品を正直レビューするにあたり一ヶ月程、外出時や内勤時を含めてイヤホンを持ち歩くケースがあったのですが、ケーブルが本当に絡まないんですよね。
網組系のイヤホンでよくあるのが、カバンの中に適当に入れてしまうと絡まって大変という事が経験上大変多かったのですが、Queに関しては網組が非常に頑丈でケーブルが絡まる事がありませんでした。
音以外の部分に関してもイヤホンのクオリティは非常に高く、リケーブル等の着脱もしやすいので低音域をカバーするケーブルにリケーブルして使用するとまた音源の聴き心地が変わるんだろうなといった所感です。



コスパを考えたうえで初めて1万円代を超えるイヤホンを試してみたいという方におすすめしたい商品でした!
【正直レビュー】
高音域:★★★★★
中音域:★★★★☆
低音域:★★★☆☆
その他:網組系のケーブルなのにケーブルが絡まらない
コメント